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【必見】MV AGUSTAの購入を検討されているお客様へ②



こんにちは、タイラレーシング浜松店の栗原です。
前回に続きまして、ネット上で散見するMV AGUSTAのトラブル情報の真相についてのご案内です。
MVアグスタの購入を検討されているお客様や、個人売買等で手に入れた方は必見です。

②冷却水について
こちらもネット上ではよく見る内容ですが、冷却水が噴出したなど刺激的なタイトルも目にします。
実際、何かしらのトラブルによりオーバーヒート(車両に不具合を及ぼす発熱と定義します)が起きる可能性はゼロとは言えませんが、そのほとんどはリザーバータンクからのオーバーフローによるものを、オーバーヒートと呼んでいるのが実情です。

水(この場合は冷却水)は温度が上がることにより膨張して体積が増えます。
オートバイはラジエターの中の冷却水が水温上昇とともに膨張して、一定レベル以上になるとリザーバータンクに移るようにできております。そしてエンジン停止後には、水温低下とともにまたラジエターに戻るようにできております。

MVアグスタの場合はレーシングマシンのような大型ラジエターを備えており、当然その中には大きさに比例して冷却水量も多くは入っております。
それだけの量が熱膨張して体積が増えたとき、リザーバータンクの容量で吸収することができず、オーバーフローパイプ(エンジン下から出ているゴムホース)から冷却水が出てくることがございます。



これはエンジン停止直後に起こる現象で、市街地の走行など比較的低速走行や渋滞路を抜けた後に、コンビニ休憩や給油ストップ時などに発生するケースがございます。(残念ながらイタリアと日本では平均的な走行条件が異なるようです)

もちろん冷却水が垂れてくるのは嬉しい事ではないのですが、このケースでは少なくともマシンに悪影響をおよぼすオーバーヒートではございません。
まずは故障ではないと認識頂き、垂れた冷却水がタイヤにつかないように注意していただければ、ひとまず大丈夫です。




ここからがポイントです。

故障ではないとは言え冷却水が垂れないのが一番なので、可能な限りの対策としてはリザーバータンク内の水量管理です。

上の画像でMINライン=下限は×間違いです。
乗車から一晩置きエンジンが完全に冷えた状態で、MINラインをアッパーライン(上限)と考えて、これよりも少ない量で維持してください。感覚的にはリザーバータンク内に冷却水が見えればOKです。

よくリザーバータンク内の水量が少ないことに不安を覚え都度給油をする言う話を聞きます。
そのこと自体はがもちろん正しい行為なのですが、ことMVアグスタに関しては当てはまりません。
スタート時点でタンク内の水量が多くなると熱膨張で増えた体積を吸収できる量が減ってしまい、結果より漏れやすくなってしまうだけです。
限られたタンク容量を有効に使うという観点から、冷感時のレベルをMINラインより下(サイドスタンドで傾いた状態で)に維持してください。
これだけでお漏らしの機会はだいぶ減らせると思います。

今回のご案内はここまでです。

続きは【必見】MV AGUSTAの購入を検討されているお客様へ③でご案内いたします >>>

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