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MV AGUSTA F4-750S シフトスプリング交換
こんにちは、タイラレーシング浜松店の栗原です。
今回はMVアグスタ F4-750Sのシフトスプリング交換修理のお話です。
ギアチェンジの際に左足でチェンジペダルを上下してシフトアップやダウンの操作をしておりますが、その時にペダルから足を離すとペダルが中立の位置に戻るようにできております。
この役割をしているのがシフトスプリングで、チェンジペダルからエンジンに向かって伸びているシャフトのエンジン内部に取り付けられております。
このスプリングが破損するとペダルが戻らなくなりギアチェンジができなくなります。
距離が進むと破損しやすい部品で、当店が以前XJR1200/1300やTZR250などのエンジンオーバーホールを行っていた際には無条件で交換をしておりました。
MV AGUSTAもその例にもれず、距離やメンテナンス・使用条件等により破損・交換となるケースがございます。
そんなシフトスプリングですが、2009年モデルまでのF4やBRUTALE、いわゆるタンブリーニ系用のパーツは既にメーカー廃番となっており入手ができません。
当店ではお買い求め頂きましたお客様に安心して長くお乗り頂けるように、部品のストックをしております。
スプリングの巻き方を変えた対策品なので、サーキット走行などのハードな使用にも有効です。
これからタンブリーニ系の中古車の購入を検討される方は、他の部品の入手もそうですが購入後のバックアップをしていただけるショップかどうかの見極めが重要になってくると思います。
発売から20年以上たちましたが、今でも色褪せず魅力的なマシンたちです。
是非メンテナンスをしっかり行い楽しんでください。
【ものすごく重要】
走行中にシフトスプリングが破損したと思われる場合(チェンジペダルがプラプラする場合)は、ギア固定で無理に走行せず直ぐにレッカーを呼んでください。
破損したスプリングの破片がミッションなどに絡むと、二次災害で被害がものすごく拡大します。
(他メーカー、他車種も同様です)